ハワイ島西部カイルア・コナのホノコハウ港で13日、大規模な海中清掃活動が行われたとKHON2が報じている。
清掃は非営利団体「オーシャン・ディフェンダーズ・アライアンス」(ODA)によるもの。ODAは過去4年間、ハワイ島周辺海域での清掃活動を続けており、同港の清掃は今回で9回目。
現場では、ダイバーが海底から回収したゴミを陸にあげ、地元住民や観光客のボランティアがリサイクルのために分別する姿が見られた。
回収されたのは、タイヤ46本とその他のゴミ約1.6トン。ゴミにはボート、建設資材、パイプ、カーペット、ホース、PVCなどが含まれていた。
ODA創設者のカート・リーバー氏は、「タイヤは海の環境に最も悪影響を及ぼすゴミの1つで、これまでにハワイ周辺の全海域で約1,000本のタイヤを回収した」と話した。
オアフ島で7月に行われた海中清掃では、110本以上のタイヤが回収された。タイヤが海に放棄されると、タイヤに含まれる約200種類の化学物質が時間をかけて海中に浸出する。このことは海の生態系に影響を及ぼし、悪臭の原因にもなる。
ODAは清掃ボランティアを随時募集している。詳細はこちら:
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.11.14)