新型コロナウィルスで小さなお店はどこも生き残るのに必死の状態が続いている。

ニュージャージー州ジャージーシティにあるバーは従業員のひとりが感染者と接触したことがわかり、従業員全員が検査を受けて陰性が判明するまで自己隔離となってしまった。

これではバーの営業ができないと一時的に閉店をする予定だったが、お隣にある理容店のオーナーがそのニュースを聞いて、それなら自分がバーで働くと助け舟を出してくれた。

「今は秋真っ盛りでこんないい気候なんだから、屋外部分だけオープンして自分がバーを切り盛りするよ。バーを閉店させてはもったいない」

その申し出をありがたく受けたバーでは、「こんなに素晴らしいお隣さんはいない」とお店を任せたという。

幸いにもバーの従業員はみんな陰性で仕事に復帰できることになった。

助けてくれた理容店へのお礼にと、バーのフェイスブックページには「理容店や美容院もレストラン業界と同様にロックダウンで打撃を受けた。家にこもっているこんな時だからこそ、髪をさっぱりときれいにしてもらってリラックスするのも良いと思う。ズームミーティングなどのためにカッコよくヘアカットするのもいいよ」という投稿を理容店の写真とともにアップしている。

みんなが大変なこんな時だからこそ、助け合いが必要だ。