ペットフードの大手メーカーであるピュリナは、ドッグフードとキャットフードに動物肉以外の代替プロテインとして、昆虫、空豆、キビなどを使用する新しい商品を販売すると発表した。

新しい商品群は、「ピュリナ・自然のプロテイン」（ピュリナ・ビヨンド・ネイチャーズ・プロテイン）と命名され、地球上の資源をより良く利用するためとしているとフォックスニュースが伝えている。

新しいペットフードは、獣医師と栄養学の専門家の協力によって2種類の味で展開する。

ひとつはチキンと豚の肝臓、キビを混合したもので、もうひとつは昆虫とチキン、空豆を含んでいる。

利用される昆虫は、アメリカミズアブ（ブラック・ソルジャー・フライ）という名前の幼虫だという。

CEOであるベルナール・ミューニエ氏によると「私たちが提供しているペットフードのすべての原材料にはそれぞれ目的を持っている。プロテインの原材料を多様化することで至急の貴重な資源を守りながら、従来の製品に代わる完全な栄養価の高い製品を提供することになる。長期的で継続可能な方法で原材料を調達しつつ、高い品質の栄養のある商品を提供していく」としている。

ピュリナの親会社であるネスレが本拠地を置くスイスでの販売は今月から開始され、消費者からの意見を取りまとめる予定だという。