ホクレア号 次の世界一周航海計画
ホクレアとはハワイの真上を通る星の名前で、ハワイ語で「幸せの星」という意味がある。
牛飼座の1等星で、この星を頼りにタヒチからカヌーに乗り新天地を求めて海に出たハワイアンの祖先がハワイ諸島にたどり着いたと言われている。
星を頼りにカヌーで旅をすることをポリネシア航法と呼ばれるが、ポリネシア航法協会は2014年から3年をかけて、ホクレア号で世界1周航海を行なったことは記憶に新しい。
これは「マラマ・ホヌア(地球を大切に)プロジェクト」と呼ばれ大きな反響を呼んだ。
そして協会が11月9日に行なった発表によると、ホクレア号とヒキアナリア号という二つのカヌーが太平洋を横断し、46の国と群島、100近くの先住民地域、345の港を4年間で訪問するというモアナヌイアケア・プロジェクトを予定しているという。
予定としては、2022年春にアラスカを出港し、1976年のホクレア号のタヒチでの処女航海を祝う50周年記念式典に間に合うように、2026年5月1日にマウイ島のホノルア港に到着する計画だ。
協会は来年の春からクルーメンバートレーニングとしてタヒチへの航海を行うとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
ポリネシアン航海協会は資金調達のための活動を始めている。
詳細はこちらから。
(日刊サン 2020.11.10)
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