【世界のこぼれ話】ウォルマート、感覚に優しい営業時間を全国に拡大 アメリカ
ウォルマート、感覚に優しい営業時間を全国に拡大 アメリカ
全米大手小売りチェーンの「ウォルマート」(Walmart)は、センサリーフレンドリー・アワーの試験的プログラムが大成功だったため、このプログラムを継続・拡大する予定であるとGray Newsが伝えている。
センサリーフレンドリーとは、大きな音や強い光が苦手な感覚過敏の人に配慮した取り組みで、店舗などで一部の営業時間にBGMやスクリーンをオフにすることを「クワイエット・アワー」と呼ぶこともある。
ウォルマートは、今年に入り、センサリーフレンドリー・アワーを試験的に導入した。この期間中は、テレビの映像が静止画に切り替わり、ラジオが消され、可能な限り店内照明が落とされる。
7日(火)に発表されたニュースリリースによると、ウォルマートは10日(金)から、アメリカ全土の全店舗で毎日、午前8時から午前10時の2時間、センサリーフレンドリー・アワーを無期限で実施するという。同社は、「これらの変更は、ある人にとっては小さな違いに思えたかもしれないが、別の人にとっては買い物体験を一変させるものだった。最大のフィードバックは? 続けてください!」と述べている。
ウォルマートは、このプログラムをさらに改善する方法を検討中だとしている。
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