【ハワイニュース】旅行規制緩和も日本の帰国後自主待機ネックに 韓国人観光客は増加の見込み ハワイ州
ハワイ州では8日から海外旅行者への規制が大きく緩和され、州内の経済回復が促進されることが期待されている。これについて、ハワイ大学旅行産業管理学部のジェリー・アグルサ教授は次のように述べている。
「各航空会社は今後の海外旅行者の増加を予想し、現在さまざまな準備を進めている。フライトも増便されており、現時点で既に供給よりも需要が多くなっている。今後はアジア市場、特に休暇があり、長い間お金の使い道がなかった韓国からの家族旅行や新婚旅行が増えることが予想される。規制緩和を待ち焦がれ、来るべき日のために貯金していた人々もいる。以前の韓国からの新婚旅行の平均日数は7日間だったが、今後は12~14日になる可能性がある」
一方、パンデミック前の州の国際観光業による収益は年に50億ドル(約5,640億円)以上で、日本人観光客からの収益が最も大きかった。しかし、現在ネックになっているのは日本帰国後の10日間の自主待機だ。日本国内の完全ワクチン接種率は、8日の時点で74.5%とアメリカの58.4%を大きく上回っている。また、日本国内の新規感染者数は9日の時点で202人。状況が大きく改善したにも関わらず、日本への入国規制や検疫は未だ厳しいままとなっている。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.11.09)
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