マウイ島の山火事に関する最初の保険データの内訳によると、西マウイとアップカントリーでの損害に対して、6079件以上、総額13億5000万ドル(約2030億5000万円:150円/ドル換算)以上の住宅財物および個人用自動車保険金が請求されていることがわかった。
ホノルル・スター・アドバタイザーの報道によると、州保険局が6日(月)に発表した予備データは、9月30日(土)までのもので、同局からのデータ提供の呼びかけに応じたハワイで事業を展開する200社以上の損害保険会社および余剰保険会社から集められたものだという。
予備データの内訳によると、8月8日(火)に発生した大規模なラハイナでの山火事では3732件の住宅財産の請求があり、そのうち1683件が全損の請求だった。保険金総額は12億9000万ドル(約1940.2億円)以上にのぼり、9月30日(土)時点で6億6040万ドル(約993.3億円)以上が支払われている。
西マウイの山火事では、1985件の自動車損害賠償請求があり、うち1440件が全損だった。個人向け自動車の推定損害総額は2530万ドル(約38億円)以上で、9月30日(土)時点で2160万ドル(約32.8億円)以上が支払われている。
マウイ島アップカントリーの小規模火災では、299件の住宅財産の損害賠償請求があり、うち12件が全損であった。9月30日(土)時点で、これらの請求は総額3200万ドル(約48億円)以上で、1580万ドル(約23.7億円)以上が支払われた。また、アップカントリーでの火災に関連した自動車損害賠償請求は63件で、うち25件が全損だった。9月30日(土)までの推定損害額は60万2000ドル(約9000万円)で、そのうち51万ドル(約7600万円)が支払われた。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.11.7)