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【ハワイニュース】子ども用フルーツパウチの被害が増加

子ども向けに販売されているアップルシナモン・フルーツ・ピューレのパウチ商品に鉛が混入している可能性があるとして、新たに2社のリコールが発表されたとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。

10月末、食品医薬品局(FDAは「ワナバナ (WanaBana)」の全てのロットおよび賞味期限のアップルシナモン・フルーツ・ピューレ・パウチのリコールを発表しているが、ミズーリ州セントルイスの「シュナックス・マーケッツ」社とペンシルバニア州サンブリーの「ワイズ・マーケッツ」社の2社が、高濃度の鉛を含む可能性があるとして、シナモンアップルソース製品のリコールを発表した。

ワナバナ社製品のリコール詳細はこちら。
https://nikkansan.net/news/hawaiinews-103023-4/

FDA3日(金)、汚染されたピューレに関連している可能性のある7件の疾患の報告を、少なくとも5つの州で受けたと発表した。鉛に汚染された食品を食べると「急性毒性」を引き起こす可能性があり、FDAは、この製品を食べた人は、鉛中毒の可能性があるため検査を受ける必要があるとしている。

調査はノースカロライナ州で始まり、保健当局はワナバナ製品に関連して血中の鉛濃度が上昇した4人の子どもの報告を調べている。州保健当局がこの製品の複数のロットを分析したところ、「極めて高い」濃度の鉛が検出され、FDAはこの結果を確認した。

現在、FDAのアウトブレイク対応評価ネットワーク(Coordinated Outbreak Response and Evaluation Network)が、米国疾病管理予防センター(CDC)および州・地域の保健当局と協力して調査を主導している。

鉛はあらゆる年齢の人に有毒だが、特に子どもには有害とされている。ほとんどの子どもには明らかな症状が出ないため、鉛中毒かどうかを調べるには血液中鉛濃度の検査を受けることが重要だ。FDAによると、鉛に短期間さらされた場合、頭痛、腹痛、嘔吐、貧血などの症状が出ることがあるという。鉛の摂取は、脳や神経系にダメージを与え、成長や発達を遅らせるなど、子どもの健康に深刻な害を及ぼす可能性がある。

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画像:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2023.11.6)

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