ハワイの公立学校の生徒を対象とした学力テストの結果、パンデミックによる学習損失から若干の回復が見られたが、まだ多くの課題が残っていることが示されたとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
ハワイ州教育局(DOE)は、2日(木)、2022〜2023年度のストライブ・ハワイ・パフォーマンス・システム(Strive HI Performance System)の年次報告書を発表し、パンデミックが教育に与えた影響についての見解を示した。パンデミック発生後2学年度目のテスト成績は、数学で40%の生徒が州基準の習熟度を示し、前年度より2ポイント上昇した。一方、国語(Language arts)は2022年と同じ52%、理科も前年と同じ40%となった。
DOEによると、2022〜2023年度のスマーター・バランスド・アセスメントの結果を報告した他の11州と比較すると、ハワイはアイダホ州と並んで国語の習熟度が最も高かった。また、数学の習熟度が前年より2ポイント以上上昇した4州のうちの1州となった。
2023年ストライブ・ハワイの調査結果は以下のとおり。
・数学の習熟度は2ポイント上昇し40%
・国語の習熟度は52%で前年を維持
・理科の習熟度は40%で前年を維持
・3年生の識字率は2ポイント低下し78%
・9年生の定時制進級率は3ポイント上昇し92%
・定時卒業率は1ポイント低下し85%
・大学進学率は50%にとどまった
州および各校の調査結果はこちら。
https://www.hawaiipublicschools.org/VisionForSuccess/AdvancingEducation/StriveHIPerformanceSystem/Pages/home.aspx
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.11.6)