【ハワイニュース】犬がハワイアンモンクアザラシに「ハラスメント」 飼い主に召喚令状 ハワイ島
ハワイ島東部カイルア・コナのカロコ・ホノコハウ国立歴史公園で、先月10日、リードのない犬がハワイアンモンクアザラシに近寄り、吠える場面が目撃された。
ハワイ・ニュース・ナウの報道によると、ハワイ州と米連邦機関は1日、犬の飼い主の男性が召喚されたと発表した。男性の詳しい身元は、プライバシー上の理由から発表が差し控えられている。男性は来年1月26日に出廷する予定。
ハワイ国土天然資源局(Department of Land and Natural Resources: DLNR)によると、飼い主の男性は52歳で、最近アメリカ本土からハワイ島に引っ越してきたという。男性の飼い犬がアザラシに向かって走って吠えている場面を目撃者がビデオで捉え、通報していた。
飼い主の男性は、以下の罪に問われている。
- DLNR:絶滅危惧種への嫌がらせ、リードなしで犬を歩かせること
- 国立公園局(NSP):飼い主が拘束を怠ったペットが、野生生物にハラスメントをしたこと
- 米海洋大気庁(NOAA):連邦絶滅危惧種法違反
NPSからの訴えについては、80ドル(ペットの拘束をしなかった容疑)と130ドル(野生動物の活動を妨害した容疑)の罰金を支払うことで、出廷を回避することができるという。
NOAAからの告訴については、 NOAAの規定に従って罰則が適用される。
野生生物へのハラスメントの通報は643-DLNR(電話)または DLNRTip (アプリ)まで。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.11.3)