ハワイ日本文化センター（JCCH）は先週から、「OKAGESAMADE」展示の動画によるバーチャルツアーを開始したとホノルルスターアドバタイザーが報じている。12月初旬までの期間、毎週水曜日にハワイの日系移民についての動画が公開される予定。動画は6部構成で、第1部の動画ツアーは先週公開された。第2章は3日に公開される。

1995年から始まった「OKAGESAMADE」の展示は、パンデミック開始後の2020年4月に終了した。JCCH代表のネイト・ギョウトク氏は「展示のスペースが狭いため、見学者が社会的距離を置くのは難しい。再開の目処は立っていないが、今後は最優先事項の1つとして取り組む意向だ」と話した。パンデミック以前は、小学生を中心に3,000～4,000人の見学者が来場していた。

バーチャルツアーについて、ギョウトク氏は次のように述べた。
「バーチャルツアーを行うことで、JCCHは展示を仮想的に拡大し、展示内容を更に深く掘り下げることができる。OKAGESAMADEは『あなたのおかげです』という意味で、最初に移民して来た人々に深い感謝の気持ちを表す言葉。動画では、ハワイの日系移民と日系アメリカ人について、彼らの遺産や実体験を語ったインタビューなどを通じて詳しく紹介している」。

バーチャルツアーは　youtube.com/japaneseculturalcenterofhawaiiで試聴が可能。3日以降に公開される動画は次の通り。
11月10日「第二次世界大戦前のハワイ」
11月17日「ハワイにおける第二次世界大戦」
11月24日に「第二次世界大戦後のハワイ」
12月1日「文化の祝福と地元のヒーローたち」