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【ハワイニュース】第23回「テイクバック・イニシアチブ」オピオイド含む 1.3トンの医薬品回収 ハワイ州 

麻薬取締局(The Drug Enforcement Agency: DEA)はハワイ州で29日、第23回「テイクバック・イニシアチブ」を行った。不要になった医薬品や薬物を回収する取り組みでは、フェンタニルについての啓蒙に重点を置いているとハワイ・ニュース・ナウが報じている。

DEAのゲイリー・ウィスナンド捜査官は、「この活動は、公共の安全と公衆衛生という2つの目的に役立つ。回収された薬物は焼却処理される」と述べた。

ハワイ・ニュース・ナウは、オアフ島でパールシティ警察署に設置された回収場を利用した人々に話を聞いた。

パールシティ在住のケントン・クレイマーさんは、「数年前、手術をした際に残った薬を置きに来た。普通に捨てることに気が引けていたので、今日ここで手放すことができてよかった」と話した。ワイパフ在住のルース・アマンシオさんは、「医薬品が当局に返還され、適切な処分が行われるという意味で、医薬品のサイクルを安全に保つことができると思う」と話した。

DEAによるとこの日、州内10カ所の回収場で 3,000 ポンド(1.3トン)を超える量の薬が回収された。予想以上に大量だったため、州当局は、薬物の過剰摂取についての啓蒙を今後より一層強化する考えだ。ハワイでは今年、麻酔薬として使用される合成オピオイド「フェンタニル」の過剰摂取による死者が急増している。

ウィスナンド氏は、「ストリートで販売されている偽造錠剤のすべてにフェンタニルが含まれている。フェンタニルは非常に危険な薬で、1錠摂取しただけでも死に至ることがある」と話した。

次回の「テイクバック・イニシアチブ」は来年4月の最終土曜日に開催される予定。オアフ島内9カ所のロングス・ドラッグには、不要になった医薬品のドロップボックスが常時設置されている。

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写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2022.10.31)

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