28日(土)午前10時過ぎ、ツアー・ヘリコプターが事故予防のためにホノルル港近くの小島に不時着し、ホノルル海上保安局が対応に当たったとハワイ・ニュース・ナウが報じている。
今回、不時着を行った「レインボー・ヘリコプター」社の副社長は声明にて、「28日(土)、ヘリコプターが予防着陸を行なった。乗客にもパイロットにもけがはなかった。ヘリコプターに損傷はなく、着陸地点の敷地財産にも被害はなかった。レインボー・ヘリコプターでは安全が最優先事項であり、パイロットは適切な安全管理を行っていた」と述べている。
救急隊員によると、ジェットスキーに乗ったライフガード隊が、ケエヒ・ボートハーバー沖の小島で3人と航空機を発見した。3人にけがはなかった。ライフガードは、2人を航空機救助消防(ARFF)ボートに乗せ、岸まで運んだ。当局によると、3人目はヘリコプターとともに島に残ったという。
ホノルル救急医療サービス(EMS)のジム・アイルランド代表は、「幸いなことに、このような事故は非常にまれだ。今回の事故は、重大事故と考えられるようなものではなかったが、そうなる可能性があるように対応している」と語った。
海上保安局は、この事故について詳しい情報を持っていない。
レインボー・ヘリコプターのパイロットが「予防着陸」を行ったのはこれが初めてではない。2022年にはアロハ・スタジアムの空き駐車場に不時着している。
航空専門家は、こういった状況では常に慎重を期した方が良いとし、「悪い状況下で、数分でも空中に留まろうと無理をすれば、それが生死を分けることもある」と語った。
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