許可なく道路沿いの木を切り倒す
オアフ島ノースショアで、ある家の主が海岸線に生えている木を数本不法に切り倒したことが問題になっているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
カアアヴァ地区では海岸線が波で侵食されて、道路脇の一部のアスファルトが崩れるほどに深刻な問題となっているため、海岸線の木がなくなってしまったことで浸食が進むのではないかと周辺住民が心配している。
この地区に長く住んでいるゲイ・ポーター氏によると「土地はそこにあってもその下が空洞のような状態で、何か重いものがのれば、下に落ちてしまう。子供たちがやってきて魚釣りをしている」
1889年にポーター氏の祖母が土地を購入した時にはすでに浸食が始まっていたという。
ハワイ州当局によると、カメハメハ・ハイウェイ沿いに29日に木が切り倒されたのは無許可だとして調査を始める。
もし無許可で木を切るとどうなるかを当局に尋ねたところ、罰金は250ドルだということだ。
近所の人々は、木を切り倒した男性が自宅からのもっと良い海の眺めが欲しいと言っていたという。
環境保護活動家であるキャロル・コックス氏は、「道の下が侵食されていたら、修理をするのは我々が払っている税金が使われる。公共の場所にある木を勝手に切り倒すような行動は本当に慎むべきだ」と述べている。
ポーター氏もコックス氏も、この件については厳しい罰金を課すべきだとしている。
(日刊サン 2020.10.30)
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