シェルターの保護犬猫 本土へ
新型コロナウィルスによって、動物保護センターに引き取られていた保護犬や猫の引き取り手が減少している。
シェルターの収容場所も限界となってきたために、ハワイ・ヒューメイン・ソサエティーに保護されていた犬や猫が本土に輸送されているとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
600匹を超える犬や猫が非営利団体によって本土に送られ、飼い主を探すことになる。
カウアイ島、オアフ島、マウイ島、ハワイ島とハワイ州の島をチャーター便が周り動物たちを引き受けているが、これからワシントン州、オレゴン州、アイダホ州、モンタナ州で飼い主を探す。
ハワイの動物保護センターは新型コロナによる在宅命令で閉鎖された時期もあり、経済的打撃、営業時間の短縮などで影響を受けている。
引き取り手がいない動物が増えると、命の危険に晒されている動物を新たに収容するスペースがなくなってしまうため、健康ですぐに引き取られることが可能な犬や猫を本土に送ることになった。
ハワイ・ヒューメイン・ソサエティによると、それでもまだ多くの犬や猫がセンターには引き取り手を待っているという。
保護されている動物は犬よりは猫の方が多く、原因としてセンターが行なっている低価格の避妊手術が新型コロナで閉鎖していたため仔猫の生まれる数が増加したとみられる。
(日刊サン 2020.10.29)
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