一戸建て住宅の価格高騰
新型コロナウィルスによる経済的打撃が大きい中で、オアフ島の一戸建て住宅の価格が高騰を続けているとKHONが伝えている。
一戸建て住宅の中央値は去年よりも13%上がって88万ドル(9,200万円)となり、最高価格を記録した。
そして物件がマーケットに売りに出てから実際に売れるまでの期間も平均でたった9日間と最短を記録したという。
その理由としては、住宅ローンの金利が史上最低であること、物件数が少ないこと、価格の高い住宅の売れ行きが良いことが挙げられる。
ハワイ大学の住宅経済学教授のフィリップ・ガーボデン氏は「新型コロナと経済的打撃の影響を全く受けていない人々のグループがあり、市場最低金利の恩恵を受けている。打撃を受けている人々は住宅ローンや家賃が払えなくなりハワイを出ていくようになる。」と述べた。
「多くの家主が賃貸物件を修繕して家賃を上げると、格安の賃貸物件もどんどん少なくなっていくことになる」
ガーボデン教授は27日に行なわれる州議会の公聴会において、新型コロナ対策として家賃の不払いによる退去を禁止した条例が貸借人と家主にどのような影響を与えたかについて話す予定だという。
(日刊サン 2020.10.27)
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