ラナイ島感染拡大で在宅命令
デービッド・イゲ知事は10月26日にラナイ島における新型コロナウィルス感染の拡大を抑止するために27日からの在宅命令を承認したとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
人口およそ3,000人のラナイ島では、先週火曜日の時点ではたった4件だった感染数が、金曜には65件に増加し、月曜には80件にのぼった。
保健局によると、感染拡大の大きな原因をひとつの葬式としており、その葬儀に参列した多くの人々が感染してそれが家族内で広がったとされるが、それ以外にも大人数が集まる機会で拡大したという。
ラナイ島はマウイ郡の一部のため、マウイ市長であるマイク・ヴィットリーノ氏は今回の在宅命令は最低2週間としており、もし必要であれば延長するとしている。
先週の火曜日までは、ラナイ島での新型コロナウィルス感染はゼロだった。
ラナイ島の唯一の病院であるラナイ・コミュニティ・ホスピタルには患者ベッドがたった4床しかないが、現時点で新型コロナウィルス感染患者は入院の必要はない。
イゲ知事とグリーン副州知事はラナイ島での感染数はまだ増加すると見ている。
在宅命令により、ラナイ島への旅行は必須業務と医療目的のみに限定され、それ以外の人々には14日間の自己検疫が課せられる。
(日刊サン 2020.10.27)
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