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【ハワイニュース】ハワイの干ばつは2024年まで続くと予想

米国海洋大気庁(NOAA)が18日(水)に発表した予報によると、エルニーニョの影響により、ハワイの干ばつは来年まで続き、2024年の乾季になだれ込む見込みが強いことがわかったとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

NOAAの水文学者であるケビン・コダマ氏は、「気候モデルでは、ハワイが深刻な干ばつに見舞われるという非常に強い徴候が見られる。すでに重大で広範囲な干ばつが起きており、特に2月末までには、さらに事態が深刻化すると予想している」と語った。

ハワイの乾季は5月から9月まで、雨季は10月から4月までとされている。通常、ダイヤモンドヘッドやパンチボウルは、雨季になると緑化するが、コダマ氏は、「ダイヤモンドヘッドがずっと茶色のままでも驚かない。これはエルニーニョの干ばつで予想されることだ」と語った。

干ばつの進行は、乾燥した植物が季節外れの林地火災の燃料となる可能性があることを意味している。また、農業にも影響を及ぼし、灌漑をしていない作物や牧草地を持つ人々や、降雨集水システムに頼っている住民に苦難をもたらす。

18日(水)の時点で、干ばつモニターマップは、ハワイの16%以上がD2からD3の深刻な干ばつから極端な干ばつの範囲にあることを示していた。マウイ島の風下側では、D3という極端な干ばつ状態が続いており、ほとんど緩和されていない。なお、2月末までには、州全体の40%以上に広がると予想されている。

NOAAの気候予測センターは、1997年から1998年、2015年から2016年にかけて起こったエルニーニョ現象に比べ、今シーズンは10分の3の確率で「歴史的に強い」エルニーニョ現象が起こると述べている。また、エルニーニョは春まで続くと予想されている。

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画像:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2023.10.20)

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