コロナ渦中のミシュラン格付け
ミシュランガイドといえば世界中の美味しいレストランに星をつける由緒正しいレストランガイドブックだが、新型コロナウィルスには勝てなかった。
新型コロナ感染が特に猛威をふるっているカリフォルニア州ではロックダウンによりレストランも営業できない状態がずっと続いている。
しかも、今までにないほどの大規模な山火事によって焼失したレストランもいくつかある。
この状況を鑑みて、ミシュランガイドは2020年におけるカリフォルニア州のレストランの格付けをしない方針だと表明した。
その代わりに、苦境に陥っているカリフォルニア州のレストラン業界や、フードバンクを助けるためのバーチャルイベントを行なう方針だとフォックスニュースが伝えている。
10月27日に行なわれるそのイベントは、「バーチャル・ファミリ・ミール」と名付けられ、その場ではカリフォルニア州の才能あるレストランを表彰するという。
「2020年にはカリフォルニア州のレストランの格付けは行われないが、州内でミシュラン調査員が見つけた20件以上の新しい才能をお披露目したい」とミシュラン・北アメリカ代表は述べている。
このイベントはフードバンクへの寄付を呼びかける目的もあるという。
(日刊サン 2020.10.15)
シェアする