ホノルル鉄道 今後どうなる?
現在建設中のホノルル鉄道は当初の日程及び予算を大きく超過しており、いまだに開業のメドが立っていない状況だ。
10月14日に行なわれたホノルル市議会予算特別委員会では、今後のホノルル鉄道について話し合われたとKHONが伝えている。
委員会では、これからの鉄道建設に市として予算の上限を設けるかどうかについて話し合われたが、委員会として正式に設けることはせずに法案提出という形とすることで決着した。
現在暗礁に乗り上げているのは、アラモアナに至る最後の4.16マイルの部分だ。
この部分の進め方について、カーク・コールドウェル市長と、ホノルル高速交通公社のCEOであるアンドリュー・ロビンズ氏との間で対立があることは既に明らかとなっている。
市長が、ロビンズ氏の提案した鉄道プロジェクトの最終部分の民間パートナーとの協力に、ホノルル市として参加するしないことを表明した時から対立は深まっている。
市の参加がなければ鉄道建設の予算が足りなくなるために、建設が困難になるという。
カーク・コールドウェル市長は、委員会の席で「みんなが現在の予算以内で建設できるのかと思っている。私にもわからない。市議会議員であるあなた方にもわからない。交通公社の取締役にもわからない。納税者もわからない」と不信感をあらわにしている。
コールドウェル市長の任期は今年いっぱいで、来年には新しい市長となる。
アンドリュー・ロビンズ氏は、新しい市長に協力を呼びかけるつもりだと言われている。
(日刊サン 2020.10.15)
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