新型コロナ感染対策の一環として、レストランの屋外スペースで飲食することが許可された時期があったことを覚えている人は多いだろう。
緊急対応措置が解除され、現在では屋外スペースでの営業は許可されていないが、ホノルル市が再び営業を許可する試験プログラムを行うことになったとKHON2が伝えている。
これにより入店者数を増やすことができるため、パンデミックで大きな打撃を受けたレストラン業界に経済的効果をもたらすものとして、多くの店から要望が上がっていたが、今回市当局がそれに応えた形となる。
ハワイ・レストラン協会の代表を務めるシェリル・マツオカ氏によると、この舗道ダイニング・プログラムは2年間の試験プログラムだという。
「これに参加するためには半年ごとに営業許可を申請する必要がある。申請申込書と申請費用、どこにどれだけの席を設置するかの図面を用意して、酒類販売許可の部署(リカー・コミッション)と計画許可局に届けなければならない」
パンデミック中に屋外営業許可を受けた最初のレストラン、「サーフィン・ピッグ」店長のレイ・ケルソール氏は、今回の試験プログラムに参加する予定だという。
「規制終了後、屋外スペースでの飲食が許可されなくなってからも、屋外テーブルの予約を希望する声が多く寄せられている」
この試験プログラムに申し込むためには、レストラン外側の歩道の幅が少なくとも36インチ以上であること、毎日閉店後にテーブルや椅子などの機材全てを店内にしまうことが求められる。
6カ月の営業許可申請費用は50ドルで、受付は10日(月)からとなっている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.10.10)