ホノルル不動産協会が先月の不動産販売実績を発表したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
9月の一戸建て住宅の販売数は278件で、昨年同月の424件と比べ34%減少しており、今年最低を記録したという。
一戸建ての販売数の前年比減少傾向は、今年に入って8カ月連続しており、8月は26%、7月は23%、6月は21%となっている。
原因は、住宅ローンの利率が上がり続けていることや物価高騰、リセッション(景気後退)が起こることへの懸念だという。
9月の一戸建ての中間価格は110万ドルで、5月の115万3,500ドルから下落している。
一方、コンドミアムの販売数は496件で、昨年9月の615件と比べて19%減少している。
中間価格は、6月の53万4,000ドルから下落し、50万2,500ドルとなっている。
同協会のチャド・タケスエ会長によると、住宅が売りに出されてから契約締結までにかかる時間が長くなり、希望価格より低い価格での取引も珍しくなくなったという。
全米の住宅ローン平均利率は15年ぶりとなる6.7%に上昇し、昨年1年の平均利率3%の倍以上となっている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.10.7)