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【世界のこぼれ話】美味しく食べられる期限「Best Before」とは

アメリカのスーパーマーケットに並ぶ商品についているラベルは数種類にわたる。賞味期限「Expire date」と表記されているものあれば、美味しく食べられる期限「Best Before」と表記されている場合もある。この日までに使用するように「Use by」というラベルもある。

毎日大量に出る食料廃棄物の問題に対する関心が世界的に高まる中、美味しく食べられる期限「Best Before」というラベルについてフォックス・ニュースが伝えている。

この日を過ぎたら食品として口に入れるべきではないという期限は理解できるが、この日までに食べると美味しいという期限は安全性と何の関係もない。

しかし多くの人々はこの日を過ぎると、たとえ食べても全く問題がないにもかかわらずゴミ箱に捨ててしまう。

カリフォルニア州アラメダで賞味期限をすぎた食品を回収している非営利団体「フード・シフト」のマネージャーであるパティ・アップル氏は次のように述べている。

「美味しく食べられる期限「Best Before」を過ぎると、ほとんどの人々はもう食べられないと思って捨ててしまいます。でもこの日付を過ぎても食べられるし、栄養的にも味にも問題はないのです」

英国ではすでに大手スーパーでこの表示をやめており、EUでも今年末までにラベル表記の仕様を改訂することにしている。

アメリカではまだその動きはないものの食料廃棄の問題についての意識が高まり、食品製造会社や大手販売チェーンも含めて表示の統一化が検討され、超党派による法案も国会に提出されるかもしれないという。

国連の発表によると、世界中で生産された食品の17%が廃棄されており、そのほとんどは家庭から出ているという。アメリカでは食品の35%がゴミとして捨てられている。

写真:Shutterstock.com

(日刊サン 2022.10.5)

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