リック・ブランジャルディ・ホノルル市長の事務所は、チャイナタウンの新しい監視カメラシステムのアップグレードの第一段階が完了したことを発表した。
ホノルル・スター・アドバタイザーの報道によると、ホテル通りとマウナケア通りのホノルル警察(HPD)出張所付近をはじめ、チャイナタウンで最も犯罪が多発している地域の交差点7カ所に監視カメラが設置された。現在、HPDはこれらのシステムトレーニングと監視を行っている。
市によると、20年以上前に設置されたアナログ監視カメラ・システムは、多くの場合、もはや機能しなくなっており、今回のカメラと新しいネットワーク・インフラは、そのアップグレードであるという。これにより、各カメラは360度の映像を記録し、左右上下の回転やズーム機能が搭載された。高解像度の画質と360度の平行画像に加え、対象物の動きを追跡することができ、点滅ライトとサイレンが装備されている。
夜間はカメラのライトが青く点滅し、警察が監視していることを示す。各カメラの映像は最低30日間保存され、将来の刑事訴追などに活用される可能性がある。
なお、HPDは今年後半にも、さらに多くのカメラを設置する予定だ。2024年末までに、リバー・ストリートからビショップ・ストリートまで、そしてヴィンヤード・ブルバードからホノルル・ハーバーまで、チャイナタウン地区のすべての主要交差点を網羅する52台の新しい監視カメラを設置する計画となっている。
市の副コミュニケーション・ディレクターであるイアン・ショアリング氏は、「市情報技術局はHPDと協力し、新しいカメラシステムを導入する際の技術的な課題も考慮しながら、優先的に設置する場所を特定し、最初の7台の設置場所を共同で決定した」と語っている。
市は、チャイナタウンの監視カメラシステムのアップグレードにかかる推定総費用は98万ドルで、そのうち約45万ドルが連邦政府のコロナウイルス州地方財政回復基金から拠出されると発表している。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.9.26)