オアフ島東部の住宅地であるカハラ地区で、地下からマンホールを通じて敷地に侵入する新しい手口が発見されているとハワイ・ニュース・ナウが報じている。
匿名希望のカハラ住民によると、19日(火)の午前8時45分ごろ、ルアワイ・ストリートの自宅敷地内にある雨水排水溝のマンホールから2人の男女が出てきて、敷地に侵入したという。2人は裏庭の雨水排水溝から這い出し、何事もなかったように敷地の外に出て行った。
直ちにホノルル警察(HPD)に通報、トミー・ウォーターズ市議会議長にも知らせがいった。ウォーターズ氏は声明の中で、市施設管理局が翌朝マンホールを溶接し閉鎖したと述べた。しかし、これは作業員が恒久的な解決策を探るための一時的なものであり、「これにより、瓦礫の撤去、雨水管路の詰まりへの対処、将来の点検など、必要性が生じた場合に市の職員がアクセスできるようになる」と同氏は述べている。
市の副コミュニケーション・ディレクターであるイアン・シャイリング氏によると、このような事案は初めてだという。雨水排水路はワイアラエ幹線排水路につながっている。同氏は、「ここは洪水が流れるように設計された場所であり、特に雨が降っているときは、非常に危険だ。いかなる理由があろうとも、雨水排水溝には入ってはならない」と呼びかけている。
過去に、ワイパフでは、2人の少年が失くしたサンダルを取り戻そうとして運河の濁流に飲み込まれた。またパロロでは、小川を見に行った2人の少年が運河から救出された。
ウォーターズ氏は、HPDにこの地域の排水路を検査し、必要な強制措置をとるよう要請した。この事件は第一級不法侵入に分類されている。
なお、HPDによると、現時点で逮捕者は出ていない。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.9.25)