ペットの犬 実は盲目だった
英国に住むジェーン・ダウンズさんは昨年1匹のボーダーコリーの保護犬を引き取った。
犬はデーブと名付けられて、それから9カ月間可愛がられていた。
デーブはたまに物にぶつかることはあっても、今まで牧場で暮らしていて家の中での生活に慣れていないのだろうとジェーンさんは気に留めていなかったという。
「私が名前を呼ぶと、デーブはちゃんと私のところに戻ってきますし、最初に引き取った時も私の車の後ろに自分で飛び乗りました」
しかし、デーブがペットショップのステップで転んだ時に、もしかしたら視力に問題があるかもしれないから獣医に見せたほうがいいと言われたため、ジェーンさんはデーブを医者に連れて行った。
そこで言われたのは、デーブは完全に盲目で、しかも生まれた時からその状態だったということだ。
生まれてからずっと何も見えていなかったのに、デーブは普通に暮らしていたということにジェーンさんも周囲の人もショックを受けたという。
目が見えていないということに誰も気が付かなかったのだ。
「第6感というのか、理由はわかりませんが、デーブは毎日の生活に全く問題はありません。9カ月間も飼っていて気が付かなかったくらいです」
ジェーンさんはケンブリッジ大学で動物眼科を専門とするデービッド・ウィリアム医師にデーブを診察してもらった。
ウィリアム医師によると、何にもぶつからずに歩いて行けるデーブの能力は「ミステリー」だと述べたとフォックス・ニュースが伝えている。
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写真 : Shutterstock.com
(日刊サン 2021.09.24)