ハワイアン航空でコナ便とシアトル便で乗客大暴れ
ハワイアン航空の2便で、23日に乗客が暴れ、飛行機がホノルルに引き返すという事件が起こったとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
まず、午前7時30分、ホノルル発ヒロ行きのハワイアン航空152便で1人の乗客がゴミ収集のために通路を歩いていた客室乗務員を殴ったため、飛行機がダニエル・K・イノウエ空港へ引き返すという事件が起こった。
男性客室乗務員は胸と頭の後ろを殴られたという。
空港で32歳男性が第3級傷害容疑で逮捕されたが、原因はマスク着用ルールではなかったと発表されている。
客室乗務員協会のテイラー・ガーランド氏は「機内でのこのような行為は許されるものではありません」と声明を発表している。
逮捕された男性はその後連邦警察に引き渡された。
そして同日午後1時5分、ホノルル発シアトル行きのハワイアン航空22便で乗客が暴れたためにダニエル・K・イノウエ空港に引き返すという事件が起こった。
離陸してからおよそ2時間後、1人の成人男性乗客が連邦法で定められているマスク着用を拒否して、周囲の乗客の迷惑となっていると機長が報告を受けた。
客室乗務員数名と副操縦士が状況を鎮静化させたが、機長は乗客の安全のためにホノルルへ引き返す決断を下したという。
この件でけが人は出ていない。
ハワイアン航空の報道官タラ・シモオカ氏は「乗客の皆様にはご迷惑をおかけいたしました。今回の2件の事件では、乗客の安全を守るためにきちんとした対応をした我が社の乗務員たちに感謝をします。我が社では、機内における危険行為や迷惑行為に対して決して許さないという厳しい態度で対応をしており、今年に入って98名の乗客の搭乗を拒否しております」と述べている。
今年1月1日から現在まで連邦航空局には機内で乗客が暴れたという報告が4,200件以上寄せられているという。
写真: Shutterstock
(日刊サン 2021.09.24)
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