ジョシュ・グリーン州知事は、ハワイ島ヒロにある旧アンクル・ビリーズ・ヒロ・ベイ・ホテルに関する2回目の緊急事態宣言に署名した。また、州土地自然資源局(DLNR)は、老朽化した同リゾートでの最近の侵入事件を受けて、24時間体制の警備体制を行っているとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
15日(金)にグリーン知事が署名を行った宣言は2回目で、7月に指定された最初の災害緊急救済期間を11月13日(月)まで延長するものである。
この廃墟と化したホテルは、多くの放火や違法行為の発生現場となっており、崩れかけた建物から人々を締め出すために警察による一掃活動が行われている。
建物を取り壊すために1200万ドルの計画があるが、当局によると、最近の検査で建材にアスベストが発見され、請負業者は取り壊し前に敷地建物を修復する必要があるという。
州は最近、敷地周辺の草木を取り除き、周囲にフェンスを設置した。しかし、それでも侵入や破壊行為は止まらない。DLNRのドーン・チャン委員長は、ニュースリリースの中で、「私たちは何度も、安全のために廃墟となった建物に立ち入ったり、居住したりしないよう呼びかけてきた。アスベストの疑いが発見された今、それはさらに重要だ。すべての人の安全のために、我々は人々が建物に立ち入らず、自分自身やファーストレスポンダーを危険な状況にさらさないよう強く求める」と述べている。
アンクル・ビリーズ・ヒロ・ベイ・ホテルは、60年代後半に建てられた客室数46室のホテルだ。ハワイ島ヒロのバニヤン・ドライブ沿いには、この旧リゾートを含む州所有の施設がいくつか存在している。
州は以前、長期リースでホテルの運営会社にこの物件を貸していたが、2016年に期限切れとなった。ホテルは2017年6月に営業を停止し、最後の月極めテナントは2020年8月に退去した。リース満了後、州はホテルの所有者となった。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.9.20)