歩いて学校に来る用務員に車をプレゼント
ジョージア州ローカスト・グローブ市にあるユニティ・グローブ小学校の用務員をしているクリス・ジャクソンさんは経済的に苦しい状態となり車を手放してしまい、職場である小学校に毎日歩いて通勤していた。
その小学校の先生をしているジョディー・コームズさんはクリスさんの状態に気がつき、子供たちからも先生たちからも慕われている働き者のクリスさんのために募金活動を始めた。
同僚の先生たちや地域住民から1,000ドルが集まり、そのお金の一部は現金でクリスさんに贈られ、残りはクリスさんが車を手に入れたときに必要となる自動車保険やその他費用のために取っておいたという。
先月、友達が自分の車を売ろうとしているという話を聞いて、クリスさんのために車を買ってあげようとコームズ先生は再び募金活動を開始した。
小学校の関係者のためのフェイスブックのグループアカウントに、「クリスさんのために車を買いたいので協力してください」と呼びかけたところ、地域の人々も含め多くの人からあっという間にお金が集まったという。
そして車を買って学校の駐車場に停めておき、昼休みにクリスさんを呼んでプレゼントした。
「信じられない。これが僕の車? 本当にありがとうございます」と感動しているクリスさんの様子は募金活動に利用したフェイスブックに投稿され、220万回も再生されている。
それを見た地域住民の1人が、クリスさんの自動車保険費用1年間分を負担してくれたとフォックス・ニュースが伝えている。
シェアする
写真 : Shutterstock.com
(日刊サン 2021.09.15)