空港当局によると、愛犬がアトランタのハーツフィールド・ジャクソン空港で行方不明になって以来、1カ月近く心痛と不安に耐えていた飼い主は、9日(土)、愛犬が無事に見つかったとの報告を受け、ようやく安息を得ることができたという。
CNNの報道によると、先月デルタ航空を利用したポーラ・ロドリゲスさんの6歳の愛犬マイアは、世界で最も交通量の多い空港で行方不明になってしまった。
8月18日(金)、ロドリゲスさんとマイアは2週間の休暇のため、ドミニカ共和国の自宅からカリフォルニアへの旅に出たが、中継地のアトランタで、ロドリゲスさんは国境警備隊のスタッフから、彼女の観光ビザが必要条件を満たしていないため、ビザはキャンセルされ、次の便で帰国する必要があると告げられた。
ドミニカ共和国プンタ・カナへの次のフライトは翌日に予定されていたため、ロドリゲスさんはマイアと離れ離れになり、拘置所にて一人で一晩過ごし、翌日、彼女はマイアとの再会を心待ちにして早めにフライトのゲートに到着した。しかし、マイアはそこには来なかったという。
ビザなしで24時間以上アメリカに滞在することができなかったロドリゲスさんは、マイアを連れずにプンタ・カナ行きの便に乗るしかなかった。
マイアが行方不明になってから2日後、デルタ航空の担当者がロドリゲスさんに連絡を取り、マイアは滑走路で飛行機までの移動中、スタッフがケージを開けた際、滑走路に逃げてしまったことを告げた。ロドリゲスさんはデルタ航空に何度も問い合わせたが、何週間経っても新しい情報は得られなかったという。
ロドリゲスさん本人は観光ビザがキャンセルされていたため、彼女の母親がアトランタに向かい、ハーツフィールド・ジャクソン空港の4000エーカーにおよぶ広大な土地での捜索活動に参加した。
マイアが行方不明になってから3週間後の9日(土)、アトランタ空港当局はマイアの発見を発表した。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.9.11)