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スクールバス運転手不足が深刻化

スクールバス運転手不足が深刻化

新型コロナウィルス感染拡大のせいで、スクールバス運転手の不足が深刻化しているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。

ハワイだけに限ったことではなく、アメリカ全土で不足しているという。

スクール・トランスポーテーション・ニュースが全国調査を行ったところ、現時点でアメリカ全土の80%の学校区でバス運転手が不足している。

ハワイでは一部の学校で保護者に対して、スクールバスを利用せずに子供たちを学校に連れてくる方法を見つけて欲しいと伝えている。

今後数週間、一部のスクールバスを運行できなくなっているからだ。

副教育長のランダル・タナカ氏は「もし明日1人の運転手が具合が悪いので休むと言ってきたら、もう無理です。代わりの運転手を見つける余裕は全くありません」と述べている。

ハワイ島のホノカアに住むダーデ・ガマヨさんはすでに影響を受けている。

孫娘が利用していたスクールバスの運行が今週停止されてしまったからだ。

「私たちは遠隔地に住んでいます。学校から6マイル、7マイル、人によっては10マイル離れたところに暮らしているのです。子供たちはそんな距離を歩いて通学できません。相乗りをすればと言われますが、パンデミックの中で子供たちを多くの他人と接触させたくありません」

ハワイ州教育局によると、昨年からの学校閉鎖で多くの運転手が別の仕事についてしまったことが運転手不足の主な原因だ。

パンデミック前にはハワイ州内におよそ650人の運転手がいたが、現在では550人となり100人も足らない状態だという。

あるスクールバス運転手の男性は「非常に厳しい状態です。我々は2回も3回もバスを走らせています。キンダーガーテンを学校に連れて行き、また戻って小学生を連れて行き、そして高校生を連れて行くという感じです。すべての子供たちを8時に一度に運ぶことはできません。感染の危険があっても子供たちのために働いています。状況を理解してもらいたいと思います」と述べている。

写真:Shutterstock

(日刊サン 2021.09.10)

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