日本政府は7日、新型コロナワクチンを3回接種した人を対象に、日本入国時の陰性証明書提出要件を解除した。
パンデミックは、ハワイの企業、とりわけ国際観光に依存する企業にとって厳しい期間だった。特に旅行制限が厳しかった日本からの観光客だが、KHON2の報道によると、要件緩和により、今後は増加の一途をたどるのではないかと業界から期待の声が上がっている。
ハワイ宿泊施設観光協会(The Hawaii Lodging and Tourism Association: HLTA)のムフィ・ハンネマン会長はKHON2の取材に、「嬉しいニュースだ。これまで日本人観光客は帰る前にPCR検査を受け、結果が陰性であることを確認してから帰国する必要があった。結果が出るまで時間がかかることも少なくなかった」と話した。
ハワイ・ツーリズム・ジャパン(Hawaii Tourism Japan)のマネージング・ディレクター、エリック・タカハタ氏は、「パンデミック中、日本人観光客は90%減少し、現在は約83%の減少だ。今年の年末は素晴らしい状況になるのではないかと期待している」と述べた。
スカイ・ワイキキ(SKY Waikiki)のヒデ・サクライ社長は、「以前は顧客の3~4割が日本人観光客だったが、今は5%にまで落ち込んでいる。青い海と空に、足りないものといえば、日本人をはじめとしたアジア市場の観光客だ」と話した。
ハワイから日本への旅行も、未だビザが必要ではあるが、以前より容易になった。これまでは観光で日本に入国する場合、厳しいスケジュールと添乗員付きのツアーに参加する必要があったが、7日からは認定登録されたツアー会社を通した個人旅行ができるようになった。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.9.9)