ジョシュ・グリーン知事は、10カ月前に就任したハワイの住宅担当最高責任者であるナニ・メデイロス氏が辞任する意向であると発表した。
ホノルル・スター・アドバタイザーの報道によると、グリーン知事は、メデイロス氏について「真に思いやりのある人物であり、ホームレスのための斬新な解決策を生み出し、ハワイに手頃な価格の住宅を建設するためにたゆまぬ努力を続けてきた。しかし、ハワイが前進するのを助けるよりも、むしろ私たち全員を分裂させようとする人々から、直接、そしてソーシャルメディア上で個人攻撃の集中砲火を浴びている」と述べている。
メデイロス氏を過剰に攻撃しているのは、B.J.ペン氏とその信奉者たちだ。総合格闘技でキャリアを積んだペン氏は、2022年の共和党知事選に出馬したが落選している。グリーン知事は、ペン氏と信奉者たちは明らかに暴力的なニュアンスを含むいじめを行っており、卑劣で、アロハの精神に反すると非難している。
メデイロス氏は、グリーン知事が7月17日に緊急宣言によって新設した州の緊急住宅開発承認委員会を率いている。同委員会は、メデイロス氏に対する訴訟を引き起こし、先月の初会合では、その存在、権限、プロセスに対する批判が、ペン氏を含めて世間から集中した。
また、ラハイナの避難住民を支援するプロジェクト案について、パネルがラハイナのコミュニティメンバーに相談しなかったことを叱責する批判もあった。さらにペン氏は、パネルメンバーが市民の懸念を無視し、ラハイナから避難した人々の家財をハワイ島のプナに移そうとしていると非難した。
グリーン知事は、メデイロス氏への批判は、知事の閣僚級の地位にある人物への批判であり、後任を探すのはさらに難しくなっていると語っている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.9.8)