マウイ島でもワクチン接種カード提示が必要
オアフ島では、13日からセイフ・アクセスという新しいプログラムが開始され、レストランやスポーツジムなどの施設に入る場合にワクチン接種カード(もしくは48時間以内の陰性証明でも可)の提示が求められることになっている。
そして、マウイ島でも同様のプログラムが施行されることになったとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
マウイ島では15日から「セイファー・アウトサイド」という緊急命令が施行されることになっており、レストランをはじめとする一部の施設でワクチン接種カードを提示した顧客のみ屋内でサービスの提供を受け、ワクチン接種を受けていない顧客は屋外でサービスの提供を受けることになるという。
詳細についてはまだ発表されていないが、マイク・ヴィクトリーノ市長はこのプログラムを30日間施行すると述べている。
また同時に社会的集まりの人数制限も削減され、屋内では5人まで、屋外では10人までとなる。
郡当局によると、集団感染が発生したと報告を受けた業種を高リスクとして対象としたという。
特にマウイ島はワクチン接種率が57%と州内で最も低い島であることから、マウイ島の住民であるビル・クラップさんはこのプログラムに賛成している。
「子供を守り、高齢者を守ることができるのであればいいと思います」
一方レストラン経営者の中には、やりすぎだと批判する人たちもいる。
5軒のレストランを経営しているムーンスター・グリーンさんは「私は食事を提供しているのであって、客の身体についてどうしろという立場にはありません。それに料理を運ぶサーバーすら足りないというのに、入り口で客のワクチン接種カードを確認する人をどうやって確保するのか?」と反対している。
写真:Shutterstock
(日刊サン 2021.09.08)
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