レイバーデー週末はステイホーム
オアフ島西部の州立公園内で8月28日に開催された大規模なビーチパーティーは、屋外での社会的集まりは25人までと定められた命令を違反したとして警察が出動する事態となった。
公園を管理する国土自然資源局(DLNR)の担当官が警察とともにパーティー参加者を分散させ、数人が検挙されて罰金刑となっている。
ビーチパーティーの参加者の多くがハワイ大学の学生だったことから、ハワイ大学のデービッド・ラスナー学長は大学として独自に今回のパーティーに関わった学生の身元調査に乗り出しているという。
新型コロナウィルスの感染が収まらない状況の中、マスクを着用していない若者が300人から400人もビーチに集まったことで、関係当局者はレイバーデー週末にも大規模な集まりが開催されるのではないかと警戒感を強めているとKHONが伝えている。
DLNRの担当官によると、レイバーデー週末には大規模な集まりを厳しく取り締まり、命令に違反している集まりを見つけた場合には、その場で使用している発電機、音響装置、テントなどを証拠品として押収するという。
公園管理責任者であるカート・コトレル氏は「法律に従わない人々は罰金刑や禁固刑に処せられます。それでも大規模な集まりが行われ続けるなら、我々としてはビーチの閉鎖という手段を考えざるを得なくなります」と述べている。
ビーチでの集まりは捨てられたゴミの始末やトイレ施設の問題にもつながっている。
「公共の公園は、人々を集めてパーティーをする無料会場ではありません」
州が管理する公園やビーチでの違反行為を見つけた場合には 808-643-DLNR(3567) に通報をして欲しいという。
現時点で、オアフ島、マウイ島、カウアイ島で社会的集まりは屋内10人まで、屋外25人までと制限されており、ハワイ島では屋内屋外ともに10人までだ。
ハワイ州では人混みの中では屋内でも屋外でもマスク着用は義務付けられている。
ジョッシュ・グリーン副知事は「知事が在宅命令を発令しなくても、この週末に集まるようなことは決してしないでください」とステイホームを呼びかけている。
写真:Shutterstock
(日刊サン 2021.09.02)
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