イゲ知事 ロックダウンの噂を否定
一部の市長や医療関係者から厳しい規制を求める声が出ている中で、29日日曜デービッド・イゲ知事は、現時点でのロックダウンの計画はないことを明らかにしたとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
新型コロナウィルスの感染が拡大する中で州全体としてロックダウンをするという噂が出回っているが、イゲ知事はこの噂をソーシャルメディアで否定した。
イゲ知事は「現時点ではロックダウンの計画はありません。ソーシャルメディア上では様々な憶測の投稿がありますが、事実ではありません」と投稿している。
州全体としてのロックダウンはないというものの、各島では市長たちが感染拡大を抑止するためのより厳しい規制を検討している。
オアフ島ではリック・ブランジャルディ市長が、レストランやバー、スポーツジムなどに入るためのワクチンパスプログラムについて詳細な情報を発表する予定だという。
ブランジャルディ市長は状況が緊迫していることを理解しているとしつつもロックダウンには反対の姿勢をとっている。
対応策としては、大規模な集まりを摘発してワクチン接種を進める方針だ。
イゲ知事はレイバーデーの週末までにワクチンパスプログラムを開始したいとしているが、店内に入るためにワクチン接種を必須とする計画は現時点ではないとしている。
ハワイ島では医療機関が逼迫した状況であることから、ミッチ・ロス市長は8月27日に新しい規制を発表した。
新しい規制では、屋内でも屋外でも社会的集まりは10人までで、ビーチや公園でのテントやカノピーの使用は禁止された。
カウアイ島では感染経路の調査が追いつかない状態で、医療関係者はさらなる厳しい規制を求めているという。
マウイ島のマイク・ヴィクトリーノ市長は、住民と訪問客に対して21日間自主的に必要不可欠でない行動を自粛するように要請するという件について現在イゲ知事と検討を重ねている。
一方、ジョッシュ・グリーン副知事はレイバーデーの週末には在宅命令を発動するのが効果的だと述べている。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2021.08.30)
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