9月6日からオアフ島内の飲食店のテイクアウトで、使い捨てプラスティックおよび発泡スチロールの容器が使用禁止となる。この条例はストローにも適用され、客の要望がある時にのみ提供されることになると、KHON2が伝えている。
2019年に可決された条例だが、パンデミックやサプライチェーンの問題などで施行が延期されていた。
ハワイ・レストラン協会のシェリル・マツオカ氏は、レストラン経営者に向けて準備をするよう呼びかけている。
「9月6日から施行される使い捨て容器禁止条例に向け、十分な準備をしてください。当局は各店を訪問し、違反があれば警告書を発行し、それが数回重なると罰金が科されます」
この新たな条例に賛成するカハラ在住のクィンナ・タカハシさんは、「消費者のためだけでなく、地球にとって良いことです。私たちはもっと炭素排出量などについて考える必要があると思います」と述べている。
一方、安価なアイテムが使用できなくなり、より高価格の生分解性材料の容器にしなければならないレストランにとっては大きなコスト増となり、値上げという形で客に転嫁される可能性もある。
レストランチェーンの「ルビー・チューズデイ」の経営者、リック・ナカシマ氏は、「今回の変更で、容器のコストは30%ほど上がりますが、この状況の中でこれは大きな痛手です。また、新しい容器の特徴として、ビーフシチューなどを入れて時間が立つと、漏れることはありませんが、容器が水分を吸収して柔らかくなってしまうので注意が必要です」と述べている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.8.29)