13日に行われた州予備選挙では、投票用紙が自宅に郵送され、多くの人が郵送での投票、あるいは投票箱に投函するという方法を取った。
しかし、せっかく投票したのにカウントされなかったものもあるとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
返送用の封筒に署名を忘れた、あるいは、署名が登録されているものと一致しなかったことがその理由で、ホノルル市選挙管理課によると、約2,500枚の投票用紙が署名不備のために無効となったという。
2020年の選挙での無効投票数は約1,700件で、今回は47%も増加している。
全体の投票総数は、2020年の275,744人から約17.12%減の228,522人だったことから、当局は、無効投票数の増加に困惑している。
州法では、投票に間違いが発見された場合、当局担当者は投票者に通知をして正しい投票を促すことが義務付けられている。
13日までの投票は、選挙後5日以内に訂正されなければならないが、およそ3,700枚の無効投票のうち、期限内に訂正されたものは1,200枚で、残りの2,500枚はそのまま無効となったという。
隣島でも同様の状況だ。
ハワイ島では53,382枚のうち1,007枚に不備が見つかり、412枚が訂正され、595枚が無効となった。
マウイ島では1,085枚に不備が見つかり、474枚が訂正され、611枚が無効となっている。
ホノルル市の選挙担当者のレックス・クィディラ氏は、「署名の確認は基本的に機械で行われていますが、一部は担当スタッフによる非常に大変な作業です。投票の際にはもっと気をつけてもらいたいと思います」と述べている。
機械での署名確認は1分間300枚以上のスピードで自動的に行われるが、何らかの理由で機械にはじかれた用紙は、職員による手作業になるという。
今年ハワイ州では、有権者に対し、投票した用紙が到着したかどうか、不備がなかったかどうかを、テキストメッセージ、電子メール、あるいは電話で連絡する無料サービスを行っている。
サービスの詳細についてはここちらから。
https://hawaii.ballottrax.net/voter/
11月8日の本選挙投票の際は、署名に注意を!
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.8.25)