ワシントン州シアトル郊外の競馬場にて、ユニークなレース・イベントが開催されたとAP通信が伝えている。
オーバーンにある競馬場「エメラルド・ダウンズ」で、20日(日)、ティラノサウルス・レックスの恐竜の着ぐるみを着て200人以上がコースを駆け抜ける「2023 Tレックス世界選手権」が開催された。2017年に害虫駆除会社のチーム作りの一環として始まったイベントだが、今年は3人の競技者が同時にゴールインするという写真判定ゴールで幕を閉じた。
100ヤード(91メートル)走では、ハワイ州カイルアのオーシャン・キムさんが後続集団のすぐ前でフィニッシュラインを通過した。2位は「ディーノ・ザ・ダイノ」として出場したコルトン・ワインガーさん(アイダホ州ボイシ)で、「レックス・レイ・マシーン」として出場したワシントン州レントンのセス・ハースキさんが3位に入賞した。
実際のティラノサウルスは6500万年から6700万年前に地上を闊歩していた。サイエンス誌に2年前に発表された研究では、約25億頭もが存在したと推定されている。「ジュラシック・パーク」シリーズなどのハリウッド映画が、この肉食恐竜への大衆の憧れに拍車をかけている。
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写真:Shutterstock
(日刊サン 2023.8.24)