ホノルル市は、歳入不足を補うために市営駐車場料金の値上げを検討している、とハワイ・ニュース・ナウが伝えている。

運輸サービス課のクリス・クラーク氏は、23日(火)の市議会で、状況の説明をした。

同氏は、「市はパーキング・プログラムに1,100万ドル以上をかけたものの、費用の回収ができておらず、毎年470万ドルの損失が出ています。一般企業であれば、やっていけない状況にあると言えます」と述べている。

市が所有している施設内に2,400台余りの駐車スペースがあるが、駐車料金は、他の民間企業と比べて15〜80％も低く抑えられているという。

「高すぎると駐車場利用者が少なくなってしまうので、値上げ幅については注意が必要です。現在は最低限なので、平均値に持っていくことを検討していますが、民間企業のような額まで上げるつもりはありません」

市の計画によると、ワード地区とチャイナタウンの間にある市営駐車場の新しい料金は、月額170ドルから300ドルの間に設定されるという。

ダウンタウンで勤務しているアラン・ビラコータさんは、市営駐車場を20年近く利用しており、現在は月100ドルだという。

「値上げには反対です。もっと利用者のことを考えてもらいたい」