ホノルル市当局 バケーションレンタルに新規制を検討
ホノルル市当局は、オアフ島の全ての住宅地にある違法なバケーションレンタルを摘発しようと新しい計画を検討しているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
2019年にハワイ州には2万件ほどの短期バケーションレンタルが存在したが、現在、オアフ島で法的に認められているバケーションレンタルはおよそ800件だ。
ホノルル市では、現在許可されているバケーションレンタルについては引き続き存続を許可するが、新規のバケーションレンタルについてはワイキキもしくはコオリナのようなリゾートに隣接した場所しか認めないという新しい規制を検討している。
バケーションレンタルの許可を管轄している計画許可局の局長であるディーン・ウチダ氏は「新型コロナウィルス感染が短期バケーションレンタルの問題を見直すきっかけになりました。コロナ禍中に観光客が激減したために、住宅地の不法な短期バケーションレンタルに宿泊する観光客がいなくなり、住宅地は本来の姿を取り戻しました」と述べている。
また、当局では不法なバケーションレンタル摘発のためのチームの発足を計画しているという。
ホノルル市によるこの新しい計画については、9月1日に行われる公聴会で一般からの意見を受けつけることになっている。
所有している家屋もしくは住宅の一部を貸し出すバケーションレンタルを行うためには市当局からの許可が必要で、その収入に対する税金を支払う必要があるが、許可を取得していない不法バケーションレンタルは後を経たない状態だ。
ホノルル市はその摘発に厳しい姿勢で臨もうとしている。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2021.08.24)
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