マウイ島では、人間だけでなく、ペットたちも被災している。
動物愛護団体のグレーター・グッド・チャリティーズは、サウスウエスト航空およびラッキードッグ・アニマル・レスキューと提携し、支援物資をマウイ島に届け、子猫、猫、犬とともにオレゴン州に戻ったとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
ペットの保護活動を行うマウイ・ヒューメイン・ソサエティでは、常にシェルターが満杯の状態だったが、山火事で負傷したり、迷子になったり、避難したりしたペットが押し寄せるスペースを確保するために、災害前からシェルターにいる動物たちを別の場所に移すことにした。
17日(木)、サウスウエスト航空はTシャツ、毛布、靴下、懐中電灯、衛生キットなどの物資を詰めた数百個の「グッドパック」をマウイ島に届けた。そして翌朝、マウイ・ヒューメイン・ソサエティから130匹以上の保護ペットと、ラナイ・キャット・サンクチュアリから約30匹の猫がオレゴン州ポートランドのオレゴン・ヒューメイン・ソサエティに空輸された。
マウイ・ヒューメイン・ソサエティはラハイナから187匹の動物を引き取り、プウネネのシェルターで世話をしている。
なお、移送された動物のうち、約90匹はオレゴン・ヒューメイン・ソサエティに収容され、準備が整い次第、里親募集が開始される。
マウイ・ヒューメイン・ソサエティのCEOであるリサ・ラブレック氏は、「地域社会からの反応は本当にすごかった。マウイ島の復興に力を貸したいという人々の気持ちが伝わってきた」と述べた。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.8.23)