競馬場から逃げ出した馬がハイウェイへ
22日、ケンタッキー州ヘンダーソン郡にあるエリス・パーク競馬場で事件は起こった。
もうすぐレースが始まるというときに2歳馬のボールド&ボッシーが騎手のミグエル・メナを振り落としてトラック上を勝手に走り出したのだ。
レースの中継アナウンサーは「馬が走り回っています! 騎手は乗っていません!」と解説者に話している様子がユーチューブに投稿されている。
しかも出口を見つけたこの馬は競馬場から走り出て、片側4車線のインターステート・ハイウェイ69号の上を走り始めた。
そのときハイウェイを運転していたスタンレーさんは、ハイウェイ上を走っている馬の写真を撮っており、その後インタビューに答えている。
「道路上で数百ヤード先をこちらに向かって動いているものが目に入ったんです。明らかに車両ではありませんでした。それがだんだん近づいてきて馬のように見えたのですが、馬であるわけがない、ここはハイウェイだと思い直しました。でもどんどん近づいてきて、競馬レース用の馬だとはっきりわかりました。ラッキーなことに、馬はぶつからずに私の車の横をすり抜けて走り去りました。こんなクレージーなことは生まれて初めてです」
レース馬が逃げ出したと競馬場からの通報を受けて保安官事務所が捜索を開始しており、この馬はその後ハイウェイ上ですぐに確保された。
ちなみに、この脱走はボールド&ボッシーにとってのデビュー戦直前に起こったとフォックスニュースが伝えている。
写真 : Shutterstock.com
(日刊サン 2021.08.23)
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