【世界のこぼれ話】「ミス・ユニバース」既婚者、子供がいる母親でも参加可能に
ミスコンの代名詞とも言われるミス・ユニバース大会が、今後は既婚者も母親も参加を認めることになったとフォックス・ニュースが伝えている。
2023年のコンテストから、結婚しているかどうか、子供がいるかどうかという応募条件が廃止されるという。
これまで「ミス・ユニバース」に応募するためには、独身であることが条件であり、「ミス・ユニバース」のタイトルを持っている期間中も独身であることが求められていた。
また、子供を持つ女性は応募から除外されており、「ミス・ユニバース」のタイトルを持っている期間中に妊娠することは好ましくないとされていた。
それに対して2020年のミス・ユニバースであるメキシコ出身のアンドレア・メザさんは、このルールを性差別的で現実的ではないと批判して、ルール変更を求めていた。
メザさんは「今回のルール変更は素晴らしいと思います。社会情勢が変化して、これまで男性しか手に入れられなかったリーダーの地位に女性がついているのです。コンテストも変わるべきです。全ての女性に開かれたものとなるべきなのです」とコメントしている。
「このルール変更に反対する人々もいます。自分の恋人候補になりうる独身の美女を見たいという人々です。そういう人は常に、外見が完璧な女性と出会いたいと思っているのです。外見が完璧な女性を求めるというのは性差別的だし、そういう女性と出会いたいと思うのは非現実的です」
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.8.19)
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