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【ハワイニュース】カポレイの男女 死んだ乳児の出生証明書を盗み逮捕 実はロシアのスパイ

カポレイに住むウォルター・グレン・プリムローズ(別名:ボビー・エドワード・フォート)とグウェン・ダール・モリソン(別名:ジュリー・リン・モンターギュ)が22日(金)の朝、家宅捜索で逮捕されたとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。

この2人は、1980年代にテキサス州の乳児(すでに死亡)の出生証明書を盗み、それを使って不正にソーシャル・セキュリティー・カードやパスポート、運転免許証を取得していた。

個人情報不正取得、パスポート不正取得、アメリカ合衆国に対する犯罪の共謀で起訴されているが、国務省外交保安局の捜査官は、男女が実はロシアのスパイだったと主張している。

FBI捜査官のトム・サイモン氏によると、これは予備的な告発で、まず2人の身柄を確保して聴取を始め、何を知っているのか、当局に協力する意思があるかを確認するという。

当局は2人が旧ソ連の諜報機関KGBのものと思われる制服を着ている写真を入手している。

プリムローズ容疑者は1994年に偽名で沿岸警備隊に所属して活動していた。

沿岸警備隊を足がかりに、アメリカ軍、そして諜報組織へと入り込んだとみられるという。

元アメリカ軍検察官のケビン・オグレイディ弁護士は、同容疑者が沿岸警備隊に入隊したことは、一定のセキュリティー検査に合格したということで、ロシア側にテロ対策や薬物摘発など、重要な情報を流した可能性があるとみている。

プリムローズ容疑者は、退役まで22年間、沿岸警備隊で航空電子工学の電気技術者として勤務した後、2016年からは国防総省の請負業者として、今回逮捕されるまで働いていた。

近隣住民によると、2人はカポレイの自宅で非常に静かに暮らしていたという。

住民のひとりは、「2人はとてもフレンドリーで、車で通り過ぎるときには手を振ってくれました。先週、大勢のFBI捜査官がやってきて、家を取り囲んで捜索を始めたときには、本当に驚きました」と述べている。

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写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2022.7.27)

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