ハワイ島ヒロに住むミッキ・M・マツヤマ(29歳)は、メキシコからカリフォルニア経由で、メタンフェタミン(覚醒剤)とフェンタニル(主に麻酔や鎮痛、疼痛緩和の目的で利用される合成オピオイドで、処方箋があれば合法的に使用が許可される医薬品)をハワイ州内で不法に受け取って販売した容疑で逮捕されていた。連邦判事は裁判まで容疑者を保釈しないことを決定したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
マツヤマ容疑者は今後裁判までの間、連邦拘置所に拘置されることになる。
同じくヒロに住むエリアス・ピース(すでに同容疑で逮捕)容疑者が不法薬物を州外から持ち込んで販売していた容疑で先週金曜日に逮捕されたすぐ後に、自首していた。
マツヤマ容疑者の逮捕はすでに別の件で保護観察処分を受けていた期間中だったため、もし今回の容疑で有罪となれば連邦刑務所で10年以上の懲役刑となる可能性がある。
今回の2人の逮捕は、ハワイ島の麻薬探知犬「アクセル」が小包に対して反応したことがきっかけとなったという。
麻薬探知犬が反応を示したことから箱が開封され、中から大量のメタンフェタミンとフェンタニルが見つかった。
この小包はホームデポの段ボール箱で、カリフォルニア州からUPSで発送されており、受取人は「ミッキ・ナル」と書かれていた。
小包には偽の薬物が封入され、配達員に変装した警察官が宛先住所へ配達した。
その家に住むマツヤマ容疑者とピース容疑者が箱を開封したことが確認されて逮捕に至ったという。
シェアする
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.8.19)