クライム・ストッパーズ40周年を迎える
クライム・ストッパーズ・ホノルルはメディアを通じて地域住民から匿名の情報を収集する民間プログラムで、ボランティアが中心となり電話によって情報を集めている。
その活動はホノルル警察の犯罪者の逮捕と事件の解決に大きく貢献しているが、今月設立から40周年を迎えるとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
テレビのニュースでコーディネーターであるクリス・キム巡査部長が情報提供への協力をお願いしているのを見たことがない人はいないだろう。
過去40年の間に、3,000件以上の犯人逮捕と8,500件以上の事件解決に寄与しており、中には市場価格200万ドルの違法薬物の押収などもあるという。
また、総額450万ドル相当の盗難品の発見と返還にも貢献し、情報提供者に対しては38万ドルの報償金を出している。
ホノルル市長であるリック・ブランジャルディ氏がプログラムの長年の功績を称えてホノルル市議会から感謝状が送られることになり、2月18日にホノルル警察署内で贈呈式が行われ、プログラムを代表して理事長で元ホノルル警察署長であるリー・ドノウエ氏とキム巡査部長が受け取った。
現在は26人のボランティアが一般からの情報提供の電話を受けており、安全についての講演を毎月平均10回ほど学校や老人会などのグループに対して行っている。
2006年にはアニマル・クライム・ストッパーズが設立され、動物虐待などの通報も受け付けている。
(日刊サン 2021.2.19)
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