海洋哺乳類センターがオアフ島沖にあるマナマ・アイランドでハワイモンクアザラシの赤ちゃんを保護したとKHON2が伝えている。
国立海洋大気庁(NOAA)は4日(木)、通称ラビット・アイランドと呼ばれているマナマ・アイランドでメスの赤ちゃんを保護し、緊急ケアのためにホノルル市内にあるダニエル・K・イノウエ地区センターに搬送したという。
17日(水)、海洋哺乳類センターは、保護された子アザラシが栄養失調の状態で、現在はハワイ島カイルア・コナにある病院に入院していると発表した。
今は安定した状態だという。
同センターのローレン・ヴァン・ホークレム氏は、「低体重で体も十分に発達していない状態で母親から離乳したために、我々が介入しなければ生存できそうにない状態でした。ハワイモンクアザラシのような絶滅危惧種は、1頭でも貴重な存在です。今回の保護活動をサポートしてくださった皆様に感謝いたします。おかげで、子アザラシには母なる海に戻るチャンスが与えられました」と述べている。
センターの獣医師たちにより、メスの子アザラシは「マラマ」と名付けられたという。
「マラマは年齢の割に体が小さく、胴回りはたった79センチしかありませんでした。これは非常に重要な情報で、母親から離乳するときに胴回りが90センチ未満だと、翌年に生存する可能性がほとんどないのです」とミシェル・バービエリ医師がコメントしている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.8.18)