ハワイで3回目のワクチン接種開始
米国疾病対策予防センター(CDC)が8月13日(金曜日)に免疫不全の人々に対する3回目のワクチン接種に許可を与えたため、それを受けてハワイ・パシフィック・ヘルスでは移動式クリニックに訪れる人々の数が増加したとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
3回目のワクチン接種は、新型コロナウィルスに感染した場合に特に重度の疾患となりやすい人々に対して承認された。
ハワイ・パシフィック・ヘルスのディレクターであるカール・ヒンソン氏によると「今回の承認は突然の決定だったが、手際よく対応ができ、カポレイとカラニ高校で開催していた移動式クリニックでは予想より多い数百人の人々に1回目、2回目、3回目の接種が行なわれた」という。
「金曜日に3回目のワクチン接種が承認されたと聞いて、カポレイで開催していた移動式クリニックにやってくる人々がすぐに増加しました。我々は朝からスタッフを増員して対応を開始して、カラニ高校のクリニックでも1,000回分を確保しました」
日曜日に開催されたワイパフの移動式クリニックでも、ワクチン接種を受けた人数は今までの2倍となったという。
「金曜日から毎日700人から800人の人々が移動式クリニックで接種を受けていますが、そのうち200人ほどは3回目の接種です」
米国疾病対策予防センター(CDC)では、現在ガン治療を受けている人、臓器移植や幹細胞移植を受けた人など、免疫不全の人々に対して3度目の接種を推奨している。
ホノルルに住むメアリー・フィードラーさんは「サンディエゴに住んでいる4歳の双子の孫に会いに行く予定なので、孫を守るためにも自分自身を守るためにも3回目を受けた」という。
ハワイ島のノラ・ニカイドウさんも「5歳の孫が(年齢制限で)接種が受けられないので、家族の大人が3回目を受けて孫を守ります」と述べている。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2021.08.16)
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