「ピース・オブ・マインド(心の平安)・ドッグ・レスキュー」という非営利団体は、高齢者のペットのために設立された団体だ。
カリフォルニア州パシフィック・グローブにあるこの団体は、病気や高齢でペットの面倒を見ることができなくなった高齢者のために活動をしているとフォックス・ニュースが伝えている。
設立者の1人であるキャリー・ブローカーさんは、病院に入院した友人の見舞いに行って、この団体の設立を決心したという。
「友人は肺気腫で入院をしていたのですが、スパニエルの雑種犬を飼っており、私に『面倒を見てくれる人がいないから、犬を安楽死させるべきか』と尋ねたのです。まだ7歳で健康な犬でした。それを聞いて、助けを必要としている高齢者と犬の役に立つことをしようと思ったのです」
高齢者が世話できなくなったペットを受け入れるという活動は、13年前にたった1人から始まったが、今では1,300人のボランティアと23人の職員が活躍している。
同団体では、新しい飼い主を探すサービスを行なっており、現在およそ100匹が引き取り手を待っている。
高齢者が一時的に入院をするといった場合には、ボランティアが自宅にペットを連れていって面倒を見る。
また、散歩代行サービスも提供しているという。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.8.15)
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